Episode12〜ハルって何者?
ども、
ハルです。
いつも弊ブログをご覧いただきありがとうございます。
2月1日にブログ開設したので今日で12日目です。「脱毒親」という特殊な内容で、たくさんの人に読んでいただいているようで、感謝しております。
ところで自己紹介をロクにしていませんでしたので、あらためて僕の人となりを今回は書いてみます。
職業は日本画家です。現在52歳。
山梨県在住。
妻と10歳(小4)の息子と、三人暮らしです。
日本画家としての公式サイトのリンクをあらためて貼っておきます。
本名も顔もバレバレですね。 でも特に隠すつもりはなく、このブログも本名でやっても良かったのですが、既に書いている通り「ハル」という名前で以前宗教団体からの脱却を果たしたので、脱毒親も縁起のいい(?)この名前を使ってみようと思っているわけです。
生まれ育ちは、東京都。
大学卒業の24歳から35歳まで、東京の実家で制作活動をしていました。お勤めをした事はなく、アルバイトを除けば、画家以外の職業に就いた事がありません。
35歳の時、実家での制作に(色々な意味で)限界を感じて、山梨県に移住して、牧丘町(現山梨市)の葡萄畑の中の一軒家を借りて、そこで暮らしながら制作活動をしていました。それが5年続きます。
牧丘の家の近くに、武田信玄の菩提寺として知られる恵林寺という禅宗のお寺があり、縁あって、3年ほど通っていたことがあります。今でもこのお寺とはご縁が続いています。ここで学んだことは、その後の僕の生活と仕事と精神に大きな影響を及ぼしています。
恵林寺 公式サイト
仏教を学んで得たものは、一言で言えないくらいに大きいので、これから長く続いてゆくこのブログで、追い追い書いてゆくつもりですが、ひとつだけ書いておきたいことがあります。
毒親関係のブログ、サイトをいくつか読んで気になったのは、スピリチュアルなアプローチをしている方をちらほら見かけたことです。
毒親問題は、とどのつまり心の問題なので、そのアプローチは決して間違ってはいないのですが、僕の認識では、精神世界に深く踏み込んでゆくのなら、巷のスピリチュアルセミナーより、伝統宗教の方が守備範囲が広く懐が深いと思うのです。何よりお寺に通うのにお金はかかりません。
精神世界はとてもデリケートな領域で、素人知識でむやみに踏み込むのはとても危ないと思っています。けれど、ある程度は「このような刺激をしたり、このような行動をすれば、心はこのように変化する」という方法論は、昔から知られていることでもあります。それがスピリチュアルセミナーで応用されている(行った事ないですが、伝聞によれば)のですが、基本は伝統宗教が昔からやっていたことです。
汎用性がめちゃくちゃ高い伝統宗教は、「毒親問題にだけ効くメソッド」を提供してくれるわけではありません。お金をとるセミナーは特効薬的なメソッドを抽出して提供してくれますが、本来はそれも伝統宗教の中に含まれている智慧の応用です。
人間の苦しみや悩みは、根本的には大昔から変わらないので、スピリチュアルも脱毒親セミナーも伝統宗教も、結局のところ、目指すところは同じだし、方法論も重なっている部分が多いのです。
お寺に通うことで、僕の脱教団は本当の意味で完成しました。それでも3年はかかったのですから、伝統宗教に即効性があるかと言えば、それを望むのなら、巷の有料セミナーの方が即効性はあると思います。でも僕の体感では伝統宗教の方が効き目が長い(というか永遠)と思ってます。
仏教で目指すところは解脱です。解脱などというと物凄い修行をしたお坊さんしか達せない境地かと思うかも知れませんが、そうではなくて、解脱は読んで字のごとく「解きほぐし、脱する」ことなのです。自分を苦しめ縛り付けていたものを解きほぐし、そこから脱するための智慧が、仏教には詰まっています。二千年以上も伝えられている教えですから、それなりに深い意味があるんです。
僕はこれから「脱毒親セミナー」を受講しようと思っていますが、仏教との共通点を実体験で確かめたい、とも思っているのです。
さて自己紹介を続けます。
40歳手間の冬、山梨県在住の妻と出会い、出会って3ヶ月後には結婚していました。
妻は出会った当時、産業カウンセラーの資格取得講座に通っていました。結婚してからも様々な資格をとりましたが、主に家族関係や心の問題にアドバイスをする資格です。妻の現在の仕事は、このブログの主旨とは無関係ではないので、追い追い触れてみたいと思っています。
その頃妻はスーザン・フォワードの『毒になる親』を読んでいました。「毒親」というワードが広まるきっかけになった名著ですね。
『毒になる親』
https://www.amazon.co.jp/dp/4062565587/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_MFvyCb45MN1GV
結婚当初は、僕は、自分の親が毒親だという認識をまったく持っていませんでした。
結婚生活が数年経ち、妻と僕の両親との関わりが多くなると、次第に妻は「あなたの親はおかしい」と言うようになり、妻との生活に慣れ、それが普通になると、僕も「うちの親はおかしい」と感じるようになりました。(Episode8でそれに触れています)。
『毒になる親』を妻から借りて読んでみると、まさに自分の家族に当てはまります。
もし妻と結婚していなかったら、問題を問題として認識する事が今も無かったかも知れません。問題のありかが分からず、問題の解決方法も分からず、悶々と生きづらさを抱えたままだったかも知れません。
妻と出会えたことは本当に幸運だったと思っています。
まあそんなわけで、思い返すと、僕は様々な出会いに恵まれて来たな、と思うわけです。
問題のありかがはっきり分かっているし、問題の解決方法も見えています。
あとは、足を踏み出すだけです。
さて今回を含めて、記事は13本になりましたが、ここまでは『50男の脱毒親奮戦記』の序章です。
実のところ、第1章はまだ始まっていません。
第1章を開始するまで、少々、間を置きたいと思っています。と言ってもせいぜい数日です。(たぶん)。
では、また!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
Episode12~END~
To be continued