毒親連鎖を断ち切りたい

子供の頃から長い間押さえこみ続けた負の感情の蓄積は人生に大きなブレーキをかけてしまいます。ここで真剣に毒親問題に取り組み、負の連鎖を完全に断ち切りたい。このブログで「脱毒親への道」を記録してゆきます。

Episode24〜伝統宗教は心の病に効く!

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ども、

ハルです。

 

毒親問題に本格的に取り組むぞ!」と決心して、このブログを開設してちょうど1ヶ月経ちました。開設したこと、本当に良かったと思ってます。この1ヶ月で、同じ悩み苦しみを持つ人とたくさん出会うことが出来ましたし、この悩み苦しみを乗り越えるためにするべきこと、方向性がはっきり見えてきました。

 

その反面、どうも、感情の浮き沈みが以前より激しくなってきたような気がします。😅

 

その原因も、なんとなく分かって来ました。

 

忘れていた「毒親黒歴史」が、どんどん、記憶の底から蘇ってくるからです。

 

毒親黒歴史」を書くと、ぶっちゃけ、アクセス数は伸びるんですが、克服しきれていな辛い記憶をむやみに書くと、その当時に味わった辛さが蘇ってきて、ずどーんと気分が落ち込んで、精神衛生上たいへんよろしくないみたい。

 

カウンセリングでは「黒歴史」をあえて掘り起こして、俎上に乗せることがありますが、それはカウンセラーという、クライアントの心のケアする人が側に居るから出来ることです。

 

治療の為に「巻いていた包帯をほどいて傷口の状態を見る」のと同じようなものですが、それは治療の為にあえて傷口を晒すのであって、治っていない傷口をむやみやたらに晒しちゃいけないんですね。

 

傷口を晒すなら、治った後でないと、痛みがぶり返すだけ…

 

…なので、僕の「毒親黒歴史」はしばらく封印します。😓

 

両親が僕の個展会場で喧嘩を始めた話」とか、書けば読む分には面白い記事になると思いますが、そういうわけなので、書きません!!

(いつか、書くとは思うけど)

 

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さて、

最近、イスラム法学者中田考先生の本を何冊か読む機会があり、近著の『イスラムが効く!』が面白かったので、それについて、書いてみたいと思います。

イスラムが効く!』のAmazonのページ👇

https://www.amazon.co.jp/dp/4909394184/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_aSDECbPQEP3QJ

 

題名からして面白いですよね。

 

「効く!」って…(笑)。イスラム教を、薬かなんかみたいに、捉えています。

 

実際、「イスラム教徒にはうつ病患者がほとんど居ないし、自殺者もほとんど居ない」そうです。

 

イスラム教は心の病にかなり効くらしい。

 

世界人口の約3割がイスラム教徒だといいます。これからもどんどん増えてゆくだろうと予想されています。

 

イスラムというと、どんなイメージが湧くでしょうか。

 

豚肉を食べない

お酒を飲まない

毎日何回もお祈りをする

戒律が厳しい

イスラム国家は貧しい国が多い

イスラム国家は紛争がたえない

イスラム国家はテロが多い

…etc.

 

だいたい、自分の身の回りにイスラム教徒の知り合いが居ないし、そもそもよく分からない。

 

でも、これから日本も移民を受け入れるようになるから、確実にイスラム教徒の人たちがたくさんこの国に来て、生活を始めるようになります。

 

日本人にとって「とっつきにくい」宗教だし、なんかアブナイ感じもするし。でも、そんなにアブナイ宗教なら、今現在もどんどんイスラム教徒が増えているのは何故なのか? 

 

僕個人は「イスラム教徒には心の病になる人がほとんど居ない」という事実にとても惹かれます。

 

「そんなに効くんなら、高いお金だしてカウンセリングうける必要ないじゃん!」などと思ったりします。(笑)

 

イスラム国家は「貧しい」「戦争が多い」というのも事実だけれど、何故その国よりもはるかに「豊か」で「平和」な日本で、心の病になる人が多くて、自殺する人がたくさん居るのか。(日本人の自殺率は先進国の中でも飛び抜けて高いそうです)

 

表面的な「豊かさ」と「平和」

 

心の中の「豊かさ」と「平和」

 

…は、おそらく違うのです。

 

日本人は前者ばかり追い求めて、後者をおざなりにしてきた、としか思えません。

 

どうして、こんなことになったのか?

 

それは、宗教をおざなりにしてきたからではないか、と僕には思えます。

 

この本は『イスラムが効く!』という題名ですが、たぶん、仏教も、キリスト教も、「心の豊かさ」「心の平和」を保つために効くのです。

 

仏教がどれだけ効くのかは、僕の体験を、このブログで時々書いています。

 

この本を読むと「なるほどイスラムもかなり良く効くみたい」ということが分かってきます。別にイスラム教徒になる必要はないかも知れませんが、イスラムの知恵を知っておくのは、決して無駄にはならないでしょう。

 

⭐️

 

まず、イスラム教は厳格な「一神教」です。

ただ一つの神=アッラーしか認めません。

 

でも、

そもそも「神って何?」と、一神教信徒ではない人間には、この肝心な部分が、よく分からない。

 

イスラム教徒は、

神の仕事」と「人間の仕事」を明確に区別しています。

 

たとえば、「絵を描くこと」は僕という人間の仕事です。自分の意思で絵を描いています。描きたいから描いているのだし、誰に命令されているわけじゃない。完全に自己責任で描いています。

 

でも、その大元にある僕という人間。

僕という人間がこの世に生まれた」のは、誰のおかげなんだろう?

 

毒親はよく「おまえが今生きているのは親のおかげだぞ!」と言いますが、これは馬鹿いうなという話なんです(笑)。だったら「親のあんたが生きているのは親の親のおかげじゃないか」という話になってしまって、「親の親が生きているのは親の親の親のおかげ」「親の親の親が生きているのは親の親の親の親の…」と遡ってゆくと、「人間がこの世で生まれ生きているのは誰のおかげ」かというと「神のおかげ」と言うしかないんです。

 

(こう考えると、毒親の常套句がどんなに傲慢で冒涜的かが分かりますね。だから毒親の決め台詞を真に受けて思い悩むのは馬鹿馬鹿しいんです。)

 

「絵を描くこと」は僕の管轄内の仕事だけど、土台の「僕が生きていること」は管轄外。そこはもう神の管轄なのです。(もちろん親の管轄じゃない。)

 

イスラム教徒は自分の管轄内の仕事は一生懸命に取り組むけれど、神の管轄には手を出さない、というか、そもそも、そこを思い悩む事がないんです。

 

「何故、俺はこの世に生まれてきて、こんなに苦しまねばならないんだああぁ!」という太宰治的苦悩はイスラム教徒はしないし、「死ぬのが怖い」という恐怖も(まったく無いわけじゃないけど)僕ら先進国の人間よりはずっと少ないらしい。

 

生きていれば、色々な苦しみがあるのは、イスラム教徒の人も同じですが、「来世」を信じているから、「今世で苦しんだとしても、それは来世の罰の前借りだから、きっと来世では幸せになるに違いない」と考えるわけです。これは本当に優れた知恵だと思いますねぇ。

 

どんな苦難が舞い降りてもこう考えていれば動じることがない。どんなに貧しくてもその運命を悲観することなく受け入れて、たくましく生きていける。土台にそういう信仰があれば、そう生きてゆくことが出来るんです。

 

⭐️⭐️

 

かつての日本はとても貧しい国でした。そこから努力して豊かな国になりました。そして戦争のない平和な国にもなりました。ここまではいいんです。

 

イスラム教徒だって「豊かになる努力をしなくていい」とは思っていないし、「戦争があってもいい」とも思っていません。

 

でも日本はこんなに豊かなのに、こんなに平和なのに、そこに住んでいる日本人の多くは、それに満足することがないし、いつもどこかで不安を感じています。

 

何故、豊かで平和なのに、不満不安を感じるのか?

 

それは世の中が悪い、というのではなく、心の中に問題がある、としか思えない。

 

⭐️⭐️⭐️

 

もっと言うと、「心の問題を解決する仕組み」が、今の日本には無いんです。

(お金を出せばセミナーとかカウンセリングを受けることが出来るけど)

 

昔はあったんでしょうけど、今は無くなってしまった。

 

あるのかも知れないけど、みんな、それに気がつかない。

 

僕はこのブログで、それを見つけようとしているし、ここの読者さんにも、気がついて欲しいと思っているのです。

 

とにかく、いま、僕の心の中には、大きな不満と不安がどっかりと居座っています。それを何とかして乗り越えたいと思っているし、その過程をここに書きつけてゆきたい。

 

そうして、「それ」を見つけたい。

 

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それじゃ❗️今日はこの辺で❗️

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます😊

 

 

Episode24~END~

 

To be continued