Episode28〜 67歳の母が41歳の娘に「私は子供の頃に貴女から支払われるべきものを未だ支払ってもらってない」と迫られる話
ども、
ハルです。
僕の散歩コースの土手には、👆こんな風に菜の花が茂り始めて、向こう側の藪からはウグイスの鳴き声が聞こえてきます。
…心が落ち着いてきます。
…うん、いい感じだ。
この感じを心のハードディスクに保存しておこう。
家に帰ってきて、仕事場に入って、座る。
ちょっと前までは「仕事がはかどらない」とすぐに「自分責め」をしていたけど、昨日と今日は…そうだなぁ、「まあ、全然はかどらないわけじゃないし、少しは進んでいるから、まあいいや」と思えている。
…これも、いい感じだ。
と、一応、こうして書いておいて、保存しておこう。
考え方の根本を変えてゆくには、いちいち、こういう手順を踏んでゆく。…
「自分責め」をすることは、意識して、排除して行くことにしよう。
で、「自分褒め」は、どうしようか?
なんかまだ、「こっぱずかしい」「アホらしい」という気持ちが湧いてくるんだよね。
散歩コースに、ほとんど人と会わない見通しの良い道がある。そこを歩いている時に、
「俺って良くやってる」
「俺って凄い」
「俺は俺のことが好きだ」
と、声に出して言ってみる。
うーん、無理無理無理。
なんかまだ違和感があるなぁ。。
そうだ、頭の中で、「10歳ぐらいの自分」を思い浮かべてみて、その子に語りかけるように、こう言ってみよう。
「お前、良くやってるよ!」
「お前、凄いな!」
「俺、お前が大好きだ!」
…ん?
これなら違和感なく言えるぞ。
よし、とりあえず、これで行ってみるか!
今朝、カウンセラーの井上さんから届いた音声音源の内容は「親への満たされない感情を特定する」でした。
散歩の道すがら聴きながら、「ふむふむ、これも大いに思い当たることあるなぁ〜」と。
「子供の頃、親からこうして欲しかったということを、してもらえなかった」
「親にこんなことをされて嫌だった、ということを嫌だと言えなかった」
こういう思いを、心の深い部分に抱えている人は、大人になって、親と似たことをする人に出会うと、その当時に感じた嫌な思いがよみがえってきて、過剰に感情が揺すぶられてしてしまう、ということがあります。
そして、
親から「支払ってもらえなかった慈しみ」を、大人になってから、別の誰かに無意識のうちに要求して、その要求が受け入れられないことで、常に不満を抱えてしまう、ということがあります。
…と、いま僕はこうして知ったふうに書いていますが、しばらく前までは、僕自身が常に正体の知れないイライラや不満を抱えていて、その原因が分からずにいました。
もう何度も書きましたが、毒親育ちは、自分の本当の感情を抑える術に長けています。
というより、もっと正確に言うと、自分で自分を騙して、
「僕、ぜんぜんイライラしてないもんね〜」
「僕、ぜんぜん不満じゃないもんね〜」
と思い込もうとするのです。
怖いですね〜〜。。。😓
自分で自分を騙すことが長く続くと、ほんの些細な事がきっかけで、抑えていた感情が一気に噴出して、壁をぶち抜いたり、けもののように叫びだしたりします。(我が身で証明済み)。
まあ、ある意味、ここで分かったのは良かったですよ〜。😅
僕の中の「もうひとりの僕(インナーチャイルド)」が、壁をぶち抜くほどの怒りと不満を抱えていたこと、けもののように泣き叫ぶほどの哀しみを抱えていたことが、ここに来て、やっと分かった。
そして、その原因が、何処にあったのか、ということも。
ありがとう!僕のインナーチャイルド!
それを、僕に教えてくれて!
さて、
ここからは、『テレホン人生相談』の神回(だと僕が思っている)の音源をご紹介します。
https://m.youtube.com/watch?v=d84Rj99G6as
相談者は67歳の女性です。
既に嫁いで家を出ている41歳の娘についての相談です。
その娘は、何か困ったことがあると、四六時中、電話やメールで母親に愚痴、泣き言を言ってくるのだそうです。
朝8時から夜11時まで、1日に4〜5回、同じことを何度もクドクド繰り返す。孫の世話もあり、嫁ぎ先に出向くこともよくあるそうですが、あまりの電話やメールの多さに、まるで駄々っ子の甘えのようだと、困り果てているとの事。
娘のあまりのしつこさに、母が引いたそぶりをみせようものなら、たちまち、母を激しく攻撃してくるのだそうです。
「お母さんは私の気持ちを分かってくれなかった」
「お母さんは私をかわいがってくれなかった」
「お母さんはイライラしながら私を育てた」
「お母さんは私を虐待した」
そう娘に責められると、思い当たる節がある母は、たしかに、仕事が忙しく、夫とも不仲で、そのイライラを、子供にぶつけてしまったと、素直に認めています。
その一方で、母はこうも言います。
「子供の幸せが私の幸せなんです」と。
しかし、この常套句の「親の私はこんなに子を想っているんですよアピール」をして、オチをつけようとする、毒親特有の邪心を見抜いた加藤諦三先生は、すかさず、
「自分で幸せを作れない親は『子供の幸せが自分の幸せ』と言うものなんですよ」
というキラーワードを、この母親にぶつけます。母親はこれ以降声色がはっきり変わってきます。
加藤先生の言葉に動揺した母親に、大迫美恵子先生が「大迫節」で落としにかかる。
「娘さんは母親の貴女に、子供のころ支払ってもらえなかったものを、支払ってくれ、と要求しているんじゃないですか?」
「娘さんは、子供のころ、貴女に全身で甘えることが出来なかったんじゃないですか?」
「娘さんは、いま自分の人生が上手くいっていないことの原因が、自分の幼少期にあったということに(無意識のうちに)気がついたんじゃないですか?」
「娘さんにここまで迫られているのに、貴女はまだ逃げるんですか?」
……
加藤&大迫の二段攻撃に、この母親はさすがに目が覚め、気がついたようです。
いま自分が受けている苦しみは、子供だった娘に、当然支払うべき慈しみをじゅうぶんに支払ってこなかったことが原因なのだと。
10歳になる息子は、毎日何回も僕に「ぎゅーして」と要求してきます。毎晩じゃないけど、なんとなく不安な夜は「いっしょに寝て」も言ってきます。
小4だし、「ちょっと甘えすぎかな」とも思うけれど、要求される限りは、ぎゅーするし、いっしょに寝てやろう、と思っています。
⭐︎
それじゃ❗️今日はこの辺で❗️
最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊
Episode28~END~
To be continued