毒親連鎖を断ち切りたい

子供の頃から長い間押さえこみ続けた負の感情の蓄積は人生に大きなブレーキをかけてしまいます。ここで真剣に毒親問題に取り組み、負の連鎖を完全に断ち切りたい。このブログで「脱毒親への道」を記録してゆきます。

Episode29〜「良い子」はつらいよ

 

ども、

ハルです。

 

昨夜は「星空観察会」というお泊りイベントに息子と参加しました。この写真は宿泊施設の「八ヶ岳少年自然の家」の部屋から見た早朝の景色。

 

まるでPCのデスクトップ画像みたいな風景。

 

昨夜はあいにく雲が多く、星はよく見られませんでしたが、息子にとっては「お泊り」じたいが楽しい。

 

僕は家族旅行の思い出が、一度だけあります。

 

伊東温泉のハトヤホテルに家族で一泊して、「家でない場所」で寝る何とも言えないワクワク感は、今もよく覚えています。

 

息子は家族旅行が大好きですが、「何が一番楽しかった?」と聞くと、「ホテルに泊まったこと」と言います。

 

親は「それかよ!」と思うけど、まあ、子供はそんなものかも知れないな。それでもいいか。

 

身体の中にほんの少しでもワクワクした記憶が残っていると、それを足掛かりに「幸福な思い出」を積み上げることが出来ますね。

 

そいつを、出来るだけやっていこう。

 

調べれば、お金をかけずに泊まれる所はけっこうあるし。「八ヶ岳少年自然の家」とか公営の宿泊施設は激安だし。

毎朝恒例の、カウンセラーの井上秀人さんから届く音声音源。昨日は「良い子をやめる!」という内容でした。

 

毎度「ビシビシ自分の事が言い当てられている」と感じる内容です。

 

「良い子」というのは、「良い子でないと自分の居場所がない子」です。

 

苦役のように「良い子」でい続けることを強いられている子です。

 

親から離れても、自分で自分に、その苦役を課している。

 

苦役を自分に課すのをやめようよ」と、井上さんは言っているのです。

 

⭐︎

 

今回も『テレホン人生相談』の音源リンクを貼りますね。

👇は「良い子を演じ続けて、とめどなく沸いてくる怒りをコントロール出来なくなった男性」の相談です。

https://m.youtube.com/watch?v=-k9eEtmCshU

 

相談者は40歳の独身男性。65歳の父、66歳の母と実家に同居しています。

 

第一声から感じるのは、感情を押し殺したような、独特な声色。

 

相談者の悩みは、…

日常の些細な出来事がきっかけで、自分でも戸惑うばかりの激しい怒りが沸いてくる、そのコントロールが出来ないでいる、という事。

 

話が進むにつれ、相談者は「抑圧する父への怒り」を、潜在的に抱えていることが分かってきます。

 

コントロール出来ない程の怒りを抱えながら、それを家族にも、誰にも、ぶつけた事が一度もない。

 

人と喧嘩したこともなく、感情をむき出しにすることもなく、自分の好きな事に打ち込むこともなく、自分の感情を抑え、他人の機嫌を損ねないように、ひたすら「良い子」の仮面を被り続けた人生。

 

気がついてみると、その仮面の下に、激しい怒りが渦巻いていた。

 

加藤諦三先生は「このままあと10年経つと、胸に溜め込んだ怒りの感情はもっと強くなり、もっとコントロール出来なくなりますよ」と言い、「自分の感情に素直になる時間を持つ為に(抑圧する)父と離れて暮らした方がいい」とアドバイスします。

 

この相談者が、この後どうなったのかは分かりません。

 

僕がこの音源を聴いて感じたのは、

 

「これは俺だ」

 

ということ。

 

そして、

 

「加藤智大と同じだ」

 

ということ。

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ここで、あの「秋葉原事件」で死刑判決を下された死刑囚の名を出したとしても、意外に思う読者は少ないかも知れません。

 

事件の内容について、ここでは詳しく書きません。

 

僕が言いたいのは、

 

「本人にもコントロール出来ない怒り」は、家庭の中で、長い長い時間をかけて蓄積されてゆくものだ、という事。

 

その「怒りのエネルギーの大きさ」は、本人にも見えないだけに、気がついた時には、およそ致命量寸前にまで膨れ上がっているものだ、という事。

 

子供の体内に蓄積されている「怒りのエネルギー」を、親が一番あなどっている、という事。

 

⭐︎

 

決してあなどってはいけないけれど、「怒り」の正体に気づけば、そいつを「飼いならす」ことは可能な筈です。

 

飼いならす為に、まず、「飼育記録」をつける。

 

このブログは、僕の「感情」の飼育記録でもあります。

 

あなどってかかると、たちまち猛獣と化す「感情」の飼育記録をつぶさに書きとめ、そいつに首輪をつけ、リードをしっかり握りしめ、時には思い切り走り回らせる。

 

このブログは、僕が自分の「感情」を飼いならし、完全に制御下に置くことが出来るまで、続ける予定です。

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それでは、今日はこの辺りで。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます😊

 

 

Episode29~END~

 

To be continued