Episode18〜最近「良い子」になった息子が打ち明けたこと

ども、

ハルです。

カツオくんとクレヨンしんちゃんを足して二で割ったような性格の息子が、ここ最近、妙に「物分かり」がよくなってきて、ちょっと気がかりに感じてました。

一昨日の夕方、妻に息子がこんな風に打ち明けたそう。

「最近のお父ちゃんは怖い…」

打ち明けながら、ポロポロ泣いていたそうです。

え？

え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！

そ、そうだったのか！！？？

息子よ…そうだったのか…

😱😨😰

すまなかった、…

たしかに昨年末以来、 俺の精神状態はかなり荒れていたよ、…

ただし、俺は声を荒げたり、叩いたりしたわけでもなく、…

🥺😫😭

でも、子供って、親の精神状態を敏感に感じ取るものなんですねぇ。

僕が沈みこんで、物思いにふけっている時が多くて、話しかけても上の空で、ぜんぜん答えてくれないことが「怖い」んだそうです。

…お父ちゃんが怖いから、ビクビクして、それで「物分かりがよく」なったのか。…

最近ブログを書き始めて、やや落ち着いてきたと自分では思っていたのですが、過去の出来事を書いていると、生々しく思い出して、 ひどく落ち込んだり、激しい怒りが湧いてきてしまう事が、ちょくちょくあります。

妻も僕を「怖い」と感じていたそうです。

とは言っても、妻や息子に当たりちらしているわけではなく、 黙りこんで物思いにふけっているだけですが、それを「怖い」 と言われても、どうしようもないんですよね。

心の中の状態を無視して、表面だけ明るく元気に振る舞うことは（特にいまは絶対に）出来ません。

長年、親への感情を「心の底にある部屋」押し込めていたことで、いまの状態に至っているんだから。

その「部屋」から怒りや、くやしさや、哀しみが、後から後から湧き出てきて…

もう一度その感情を「部屋」に押し込めて、蓋をして、「無い」ことにするわけにはいかない。

でもね、

黙っていても、息子や妻に「怖い」と感じさせてしまう、

「怖いオーラ」を出しまくったままなのは、家庭内の精神衛生上、よくないなぁ、と思うわけですよ。

とにかく「お父ちゃんに話しかけても聞いてくれない問題」だけは、解消しとこう、と。

それで、以前本を読んで知った「哲学対話」で使われるというコミュニティボールを作ってみたのです。（👆の写真）

「哲学対話」についてはこちら👇

https://www.gentosha.jp/article/11403/

東大教授の梶谷真司さんが全国各地、様々な場所で実践している、「自分の頭で考える方法」を発見してゆくための対話の場。

この「哲学対話」は、カウンセリングの「グループセッション」にも共通する部分があるので、掘り下げて論じたいところですが、話が大きく逸れてしまうので、今回は哲学対話で使われるコミュニティボールについてだけ説明します。

コミュニティボールとは、哲学対話で、

そのボールを持っている人だけが発言できる

というルールを可視化する為のツールです。

「お父ちゃんはいつも上の空でボクの話を聞いてくれない」という息子の不満の解消の為、ならば、

このボールをお父ちゃんに渡して、お父ちゃんがこのボールを持っている間は、ボク（息子）の話を聞かなければならない。

というルールを作りました。

このボールの材料は、100均の毛糸2玉と結束バンドだけ、誰にでも簡単に作れます。制作時間は30分もかかりません。

【コミュニティボールの作り方】

http://p4c-japan.com/about_tool_ball/

🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶

…んで、出来上がってみると、予想外に、モフモフした感触で、触り心地がよくて、息子が気に入ってしまって、いじくり回して、離さない。

「…いや、それは、お父ちゃんに渡すものなんだけど…」

仕方ないので、

「そんなに気に入ったんなら、持っててもいい。けどな、持っている間は、お母ちゃんの言うことをちゃんと聞くんだぞ！！」

と言ってやりました。😤

実は、反抗期の息子は女房の言うことに一々反抗し、そのたびに「息子vs母」戦争が勃発して、困り果てていたところでもありました。

で、ですねえ、

昨日の晩は、母の言うことをよく聞いて、ボールを触りながら大人しく宿題をやっていました。

これ、触っていると、妙なキモチよさがあって、ストレス解消になるし。

息子はやけに気に入って、昨晩はこれをずっとイジくり回して、遊んで、寝る時もこのボールを抱いて寝ました。

…これは…「怪我の功名」と言っていいんだろうか。…

今日は、この辺で❗️

ここまでお読みくださり、ありがとうございます😊

 Episode18～END～

To be continued