毒親連鎖を断ち切りたい

子供の頃から長い間押さえこみ続けた負の感情の蓄積は人生に大きなブレーキをかけてしまいます。ここで真剣に毒親問題に取り組み、負の連鎖を完全に断ち切りたい。このブログで「脱毒親への道」を記録してゆきます。

Episode27〜セルフイメージアップのトレーニングって?

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ども、

ハルです。

 

昨日から、一時中断していた散歩を再開することにしました。

 

散歩コースは決まっていて、近くの笛吹川沿いの土手を下流に向かって進み、橋を渡って、反対側の土手👆を歩いて、帰ってきます。所要時間は約1時間半。これで大体1万歩。昔から足腰が強い方なので、これくらい平気です。

 

僕は、気持ちが鬱に向かうと、外を歩くようにしています。ただし、人にあまり出会わないコースを選びます。

 

職業柄、通常生活が「引きこもり」なので、「家に引きこもって寝る」ことは、普通の人が「職場に出勤して寝る」のと同じようなもので、ぜんぜん気が休まらないのです。

 

散歩は、毎日、小さな発見があります。

 

鶯が鳴きはじめた

 

とか

 

土手に、青々と菜の花の葉が茂り始めた

 

とか

 

そういう変化に気持ちを向けると、「負の感情の連鎖」は一時中断します。

 

ほとんど人が通らない土手道をてくてく歩くだけなので、人と会うストレスも避けられます。

 

でも、ひとつだけデメリットが…

 

花粉症の身には、この時期、外を1時間半歩くのは、…(笑)

 

まあ「メンタルの健康」の為に、「花粉症地獄」は耐えて、しばらく散歩は続けます。

 

⭐️

 

前回の記事で、僕が壁をぶち抜いた狼藉に恐れをなした妻と息子の、その後の様子を書くのを忘れていました。

 

以前から、妻には僕の精神状態は詳しく説明してありますが、息子には「お父ちゃんはこれこれの病気で、イライラすることがあるかもだけど、お前に怒ってるんじゃないし、お前が悪いんじゃないよ」と説明して、「ごめんね」と謝りました。

 

その夜は「お父ちゃんと寝たい」というので、久しぶりの添い寝。

 

今は、僕のメンタルはかなり落ち着いて、僕が落ち着くと、妻も息子も安心します。

  

だからこそ、

僕が抱える心の問題は、家族の為にも、乗り越えなきゃいけないなって、あらためて思います。

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さて、

親離カウンセラーの井上秀人さんから、毎朝、音声音源がメールで届けられています。

 

内容は、脱毒親に役立つ約5分ほどのミニ講義です。

 

散歩しながら聴くのにちょうどいい内容です。

 

今朝のミニ講義は「セルフイメージアップ」についてでした。

 

セルフイメージ、つまり自己肯定感を高める為にどんな訓練をしたらいいか? という入門的な解説でしたが、これはピンと来るものがありました。

 

毒親育ちの人は、例外なく、自己肯定感がとてつもなく低いのです。

 

いまさら説明するまでもないですが、四六時中「自分責め」ばかりして、「自分褒め」をまったくしないで、ここまで来たんですから、自己肯定感が高まるわけがないんですよ。

 

でも、

 

セルフイメージアップトレーニン

 

って、何だろう?

 

おぼろげに、最近のスポーツ選手がよく取り入れてるって話を、小耳に挟んだような気がするけど、具体的にどんなものなんだろう?

 

早い話、「俺は出来る!」という強い自己肯定感を常に保ち続ける訓練らしいけど、そんな気持ち、手に入るんなら、是非、手に入れたいですよね!

 

毒親育ちは、そういうメンタルが喉から手が出るほど欲しい!

 

⭐️⭐️

 

サッカー、テニス、フィギュアスケート、卓球、水泳、…と、世界の舞台で活躍する、10代、20代の若い日本人プレイヤーの戦いぶりを見ていると、身体能力の高さは勿論だけれど、それプラス「メンタルが強いなぁ」と感じますよね。

 

ひと昔前の日本人プレイヤーとは人種が違うんじゃないかと思うくらい、伸び伸びと競技そのものを楽しみ、率直に喜びを表現して、ミスしてもぜんぜんクヨクヨしない。

 

それは、先天的な性格というより、そういう訓練をして身につけたメンタルのように見えるのです。

 

本田圭佑さんの次の言葉には、彼のメンタルは、元々、僕たち一般人とたいして変わりはない事が伺えます。

 

俺ってすごくポジティブな性格なんだけど、

裏を返せば、実はすごく不安な性格なんです。

不安だから努力しようと思う。

簡単に言えば強がっているんですよ。

 

どうやったら、彼みたいなポジティブシンキングを身につけることが出来るんでしょうか?

 

僕みたいな、長い年月をかけて、ネガティブシンキングを身に染み込ませたような人間は、まず、セルフイメージアップの第一歩が分かりません。 

 

⭐️⭐️⭐️

 

井上さんの解説によると、セルフイメージアップの第一歩は、「自分との約束を守る」ことだそうです。

 

ん?

…これだけだと、ちょっと意味がわかりませんよね。

 

毒親育ち、アダルトチルドレンの人は「他人との約束を守る」意識はメチャクチャ高いのです。

 

時には自分の都合を後回しにしてでも、他人との約束を守ろうとします。

 

これは「責任感の強い人だ」と、評価されがちだし、自分もそう思い込んでしまうので、この性格が固定化してしまいます。

 

けれど、ここが怖い落とし穴なのです。

 

自分の都合を後回しにしてでも、他人との約束を守る」を続けると、「自分などどうでもいい」という意識が強く刷り込まれてしまいます。

 

それはやがて「自分を大切にしない」「自分を愛せない」という意識になり、心の深い場所で固定化してしまいます。

 

これは、次のように考えれば分かるでしょう。

 

大好きな恋人が出来たとします。

 

その恋人との約束は、何をさて置いても守ろうとするでしょう?

 

デートの約束をする。

プレゼントの約束をする。

etc.

 

その人を愛していれば、その約束は断じて守ろうとします。  

 

デートの約束をすっぽかしたり、プレゼントの約束をすっぽかしておきながら、「それでも君のことを愛しているんだ!」といくら言ったとしても「そんなの嘘よ!」とフラれるに決まってます。(笑)

 

その人との約束を守らなければ、その人を愛していることにはなりません。

 

だから、

 

自分を愛するためには、

 

つまり、自己肯定感を高めるためには、

 

自分との約束を守る、

 

ということが、初歩の初歩の第一歩なんです。

具体的に言えば、こういうことです。

 

「最近仕事を頑張ったなぁ。次の休日はしっかり休もう」

 

と決めたら、その「自分との約束」は断じて守る。恋人をねぎらうように、自分をねぎらう約束は必ず守ってあげる。

 

「自分はこういうことがしたい」

 

と決めたら、他人(または集団圧力というやつに)「自分のしたいことなど後回しだ!これやれよ!」と命令されても、自分したいことを優先する。

 

…そういうことなんです。

 

⭐️⭐️⭐️⭐️

 

その前提としては、「自分はいま何を求めているのか」を、よくよく考えてみなければならないんですよね。

 

「自分がいま何を求めているのか」がよくわからない場合は?

 

恋人が出来た時のことを考えてみればいいんです。

 

恋人の「好み」「希望」「何がしたいか」等々は、必死になってリサーチしますよね。

 

それと同じこと。

自分に関心を持って、自分の「好み」「希望」「何がしたいか」を、恋人をリサーチするのと同じようにリサーチすれば、おのずと分かってくるでしょう。

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

ネットには「セルフイメージアップ」についての記事がかなり上がっているので、検索すればテクニカルな知識はそこそこ知ることが出来ます。

 

でも大元の、セルフ=自分自身に関心を持つ。そして、その自分自身との約束を守る、という第一歩から説いている記事はほとんどありません。

 

セルフ=自分自身を、まずよく知らなければ、何をアップしていいのか分かりませんよね。当然のことながら。

 

その肝心の部分は、ネット記事をどれだけ読んでもよく分からないのです。

 

「自分自身を知る」

 

とは、ほとんど哲学的・宗教的探求でもあるので、これを一人でやってゆくのは大変です。

 

だから、現代の世の中には、カウンセリングが必要なのだけれど。

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じゃ、今日はこの辺で❗️

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます😊

 

 

Episode27~END~

 

To be continued