Episode26〜「自分を褒める」って難しい。
ども、
ハルです。
朝から自宅の仕事場に座っていますが、まったく仕事がはかどらない、そんな日が、ウンザリするほど続いています。鬱の海がひたひたと押し寄せてくるのを感じます。
「仕事がはかどらない時間」が続くと、次には「自分責め」が始まる、という悪循環が今までのパターンです。
マズイ、マズイぞ…
悪循環を断つために気を紛らすことを何でもやってみようと、…ふと、仕事場の一角の絵具棚をスマホで撮ってみました。👆
日本画の絵具はこんな風に、絵具を小瓶に入れて並べて置いてあります。(見たことない人には珍しい光景かも知れません)
ほんの少し、「これ凄いな」と、ぼんやり頭の中で思い浮かべてみます。
思い浮かべたからと言って、何か進展があるわけではないし、「何にも進展がない」ということで、「自分褒めなんて馬鹿馬鹿しい」という考えが浮かびつつあるのを、グッとこらえて、「でも例の『悪循環』だけはこれで防げるな」と考えてみます。
⭐️
まだ自分には「自分褒め」が板についていない、それは確かだ。
他の画家(作家じゃなくてもいいけど、ごく普通に生活している人たち)は、どうしているのだろうな、などと想像してみます。
でも、すぐに打ち消します。他人のことはどうでもいいことだ。
他人のことを考えすぎる。これも今までの自分の良くないところだ。
⭐️⭐️
日曜の夜に、妻の、ちょっとした(妻にしてみれば悪意のない)言葉に、急にイライラがつのってきて口論になり、「これはマズイ」と感じて、二階の寝室に行って布団を被って寝ました。
床についても、イライラはエスカレートするばかり。
感情の噴出を止められない。
蛇口が壊れて熱湯が出っ放しのような感じで、頭と身体がどんどん熱くなってくる。
激情に駆られて、思わず、ベッドの横にある壁をドンッ!ドンッ!と激しく何度も叩いていて、驚いたことに、壁をぶち抜いていました。
妻と息子がびっくりして、すぐに二階に駆け上がってきましたが、僕は壁をぶち抜いただけで気が済まずに、けもののように「うあああぁぁっ!!」と泣き叫びました。
そんな僕に妻も息子も怯えている。
でも雄叫びと、涙が、どうにも止まらない。
その昔に、当然出すべきときに出さなかった感情の蓄積が、ここに来て、自分でもコントロール出来ない形で、噴出してしまった。
しばらくして涙と雄叫びは止まったけれど、横に居る二人は、壁をぶち抜き、けもののように泣き叫んだ僕を明らかに怖がっていました。
⭐️⭐️⭐️
次の日も、今日の朝も、感情は最悪でした。妻にも息子にも当然罪はないのですが、「私たちが悪いことをしたの?」という表情で、僕の顔色を伺っています。
その様子が僕にも分かるけれど、イライラがもうどうしようもないくらいに止まらないのです。
イライラが少しおさまると涙が溢れてくる。
夜眠れないから、仕事机に向かっても、頭がガンガンして、まるで集中できない。眠ろうとして横になり、眼をつぶると、余計に負の感情が襲いかかってくる。
寝不足が続いていて、慢性的に「眠い」という感覚がありますが、横になっても眠れるわけでもありません。「こんな昼間に寝ている」ということで罪悪感が湧いてくるからです。
…という風に「自分責め」のトラップはそこかしこに潜んでいて、罪悪感によって、オチオチ休むことも出来ません。
何をしても、ダメだ。…
⭐️⭐️⭐️⭐️
夜寝る前に、カウンセラーの井上さんに勧められている「自分褒め」の言葉を、ためしに、口に出して言ってみました。
「俺は凄い!俺は毎日良くやっているなぁ!」
…と。
実際に口に出すと、たしかに、少し気持ちがやわらぐような気がします。
ただ、そのすぐ後に「なんだか馬鹿馬鹿しい」「なんだかむなしい」という気持ちが沸き起こってくるのも事実。
なんていうんだろう? 舞台慣れしていない素人が舞台に上がって、普段言い馴れていない台詞を言うような、コッパズカシイ感じです。
でも、この止められない怒りの正体は、「自分責め」ばかりしていて、消耗しきった「心の中のもう一人の自分(いわゆるインナーチャイルド)」の叫びです。そいつを慰める言葉を、自分自身が言ってこなかったために、こんなことが起こっているんです。
コッパズカシくても、この台詞が板につくまで練習するしかない。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今日は一日中、悶々と、悶え苦しんでいましたが、夕方ごろ、ほんの1時間ほど、うまい具合に気持ちが乗り、いい感じの下図が描けました。
「こんなにメンタルが最悪なのに、俺、なかなかやるじゃないか!」
…と、その「自分褒め」の言葉が、素直に出てきました。
この調子だ。
素直に「俺、良くやった」と思ったときは、ほんの些細な事でも、口に出そう。または、こうして文字にして、書き記しておこう。
実際に、俺は良くやっている。
それは、掛け値のない事実じゃないか。
それじゃ❗️今日はこの辺で❗️
最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊
Episode26~END~
To be continued
Episode25〜「本当によくやった!」と初めて自分を褒めてあげる作品第1号が完成
ども、
ハルです。
途中経過をたびたびお見せしていた作品が、完成したので、ここでお披露目いたします。
題名は『星ノ樹』(60.6×38.0cm)
「クリスマス」というテーマでしばらく連作を描く予定です。
でも、ごく普通のクリスマスのイメージにならないように描きたいと思ってます。
大雑把に、「幸福感をもたらしてくれる」ような作品になればいいなと。
そしてこの絵は、この回のタイトル通り、
「本当によくやった!」と初めて自分を褒めてあげる作品第1号
です。
今まで、僕は自分の作品に、こんな気持ちを抱くことを、自分で禁じてきました。
でも、そんなことを続けていたために、「絵を描く気力そのもの」が空っぽになってしまったわけですね。
ですからもうそんな風に、自分で自分を消耗させるような、無駄で、無意味で、馬鹿げた気持ちを捨てることにしました。
その記念すべき、第一歩になる作品です。
⭐️
前回にも書きましたが、最近、感情の浮き沈みが激しくなって、ダメなときはぜんぜんダメですね。😅
まるで間欠泉みたいに(👇の写真参考)、感情のマグマが噴出してきて、もうそうなると、体調をすっかり崩してしまい、ブログは勿論、絵の制作もまったく出来なくなります。
まあ、そういうわけで、…今回は、この辺で❗️
いつもお読みくださって、ありがとうございます😊
Episode25~END~
To be continued
Episode24〜伝統宗教は心の病に効く!
ども、
ハルです。
「毒親問題に本格的に取り組むぞ!」と決心して、このブログを開設してちょうど1ヶ月経ちました。開設したこと、本当に良かったと思ってます。この1ヶ月で、同じ悩み苦しみを持つ人とたくさん出会うことが出来ましたし、この悩み苦しみを乗り越えるためにするべきこと、方向性がはっきり見えてきました。
その反面、どうも、感情の浮き沈みが以前より激しくなってきたような気がします。😅
その原因も、なんとなく分かって来ました。
忘れていた「毒親黒歴史」が、どんどん、記憶の底から蘇ってくるからです。
「毒親黒歴史」を書くと、ぶっちゃけ、アクセス数は伸びるんですが、克服しきれていな辛い記憶をむやみに書くと、その当時に味わった辛さが蘇ってきて、ずどーんと気分が落ち込んで、精神衛生上たいへんよろしくないみたい。
カウンセリングでは「黒歴史」をあえて掘り起こして、俎上に乗せることがありますが、それはカウンセラーという、クライアントの心のケアする人が側に居るから出来ることです。
治療の為に「巻いていた包帯をほどいて傷口の状態を見る」のと同じようなものですが、それは治療の為にあえて傷口を晒すのであって、治っていない傷口をむやみやたらに晒しちゃいけないんですね。
傷口を晒すなら、治った後でないと、痛みがぶり返すだけ…
「両親が僕の個展会場で喧嘩を始めた話」とか、書けば読む分には面白い記事になると思いますが、そういうわけなので、書きません!!
(いつか、書くとは思うけど)
さて、
最近、イスラム法学者の中田考先生の本を何冊か読む機会があり、近著の『イスラムが効く!』が面白かったので、それについて、書いてみたいと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4909394184/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_aSDECbPQEP3QJ
題名からして面白いですよね。
「効く!」って…(笑)。イスラム教を、薬かなんかみたいに、捉えています。
実際、「イスラム教徒にはうつ病患者がほとんど居ないし、自殺者もほとんど居ない」そうです。
イスラム教は心の病にかなり効くらしい。
世界人口の約3割がイスラム教徒だといいます。これからもどんどん増えてゆくだろうと予想されています。
イスラムというと、どんなイメージが湧くでしょうか。
豚肉を食べない
お酒を飲まない
毎日何回もお祈りをする
戒律が厳しい
イスラム国家は貧しい国が多い
イスラム国家は紛争がたえない
イスラム国家はテロが多い
…etc.
だいたい、自分の身の回りにイスラム教徒の知り合いが居ないし、そもそもよく分からない。
でも、これから日本も移民を受け入れるようになるから、確実にイスラム教徒の人たちがたくさんこの国に来て、生活を始めるようになります。
日本人にとって「とっつきにくい」宗教だし、なんかアブナイ感じもするし。でも、そんなにアブナイ宗教なら、今現在もどんどんイスラム教徒が増えているのは何故なのか?
僕個人は「イスラム教徒には心の病になる人がほとんど居ない」という事実にとても惹かれます。
「そんなに効くんなら、高いお金だしてカウンセリングうける必要ないじゃん!」などと思ったりします。(笑)
イスラム国家は「貧しい」「戦争が多い」というのも事実だけれど、何故その国よりもはるかに「豊か」で「平和」な日本で、心の病になる人が多くて、自殺する人がたくさん居るのか。(日本人の自殺率は先進国の中でも飛び抜けて高いそうです)
表面的な「豊かさ」と「平和」
心の中の「豊かさ」と「平和」
…は、おそらく違うのです。
日本人は前者ばかり追い求めて、後者をおざなりにしてきた、としか思えません。
どうして、こんなことになったのか?
それは、宗教をおざなりにしてきたからではないか、と僕には思えます。
この本は『イスラムが効く!』という題名ですが、たぶん、仏教も、キリスト教も、「心の豊かさ」「心の平和」を保つために効くのです。
仏教がどれだけ効くのかは、僕の体験を、このブログで時々書いています。
この本を読むと「なるほどイスラムもかなり良く効くみたい」ということが分かってきます。別にイスラム教徒になる必要はないかも知れませんが、イスラムの知恵を知っておくのは、決して無駄にはならないでしょう。
⭐️
ただ一つの神=アッラーしか認めません。
でも、
そもそも「神って何?」と、一神教信徒ではない人間には、この肝心な部分が、よく分からない。
イスラム教徒は、
「神の仕事」と「人間の仕事」を明確に区別しています。
たとえば、「絵を描くこと」は僕という人間の仕事です。自分の意思で絵を描いています。描きたいから描いているのだし、誰に命令されているわけじゃない。完全に自己責任で描いています。
でも、その大元にある僕という人間。
「僕という人間がこの世に生まれた」のは、誰のおかげなんだろう?
毒親はよく「おまえが今生きているのは親のおかげだぞ!」と言いますが、これは馬鹿いうなという話なんです(笑)。だったら「親のあんたが生きているのは親の親のおかげじゃないか」という話になってしまって、「親の親が生きているのは親の親の親のおかげ」「親の親の親が生きているのは親の親の親の親の…」と遡ってゆくと、「人間がこの世で生まれ生きているのは誰のおかげ」かというと「神のおかげ」と言うしかないんです。
(こう考えると、毒親の常套句がどんなに傲慢で冒涜的かが分かりますね。だから毒親の決め台詞を真に受けて思い悩むのは馬鹿馬鹿しいんです。)
「絵を描くこと」は僕の管轄内の仕事だけど、土台の「僕が生きていること」は管轄外。そこはもう神の管轄なのです。(もちろん親の管轄じゃない。)
イスラム教徒は自分の管轄内の仕事は一生懸命に取り組むけれど、神の管轄には手を出さない、というか、そもそも、そこを思い悩む事がないんです。
「何故、俺はこの世に生まれてきて、こんなに苦しまねばならないんだああぁ!」という太宰治的苦悩はイスラム教徒はしないし、「死ぬのが怖い」という恐怖も(まったく無いわけじゃないけど)僕ら先進国の人間よりはずっと少ないらしい。
生きていれば、色々な苦しみがあるのは、イスラム教徒の人も同じですが、「来世」を信じているから、「今世で苦しんだとしても、それは来世の罰の前借りだから、きっと来世では幸せになるに違いない」と考えるわけです。これは本当に優れた知恵だと思いますねぇ。
どんな苦難が舞い降りてもこう考えていれば動じることがない。どんなに貧しくてもその運命を悲観することなく受け入れて、たくましく生きていける。土台にそういう信仰があれば、そう生きてゆくことが出来るんです。
⭐️⭐️
かつての日本はとても貧しい国でした。そこから努力して豊かな国になりました。そして戦争のない平和な国にもなりました。ここまではいいんです。
イスラム教徒だって「豊かになる努力をしなくていい」とは思っていないし、「戦争があってもいい」とも思っていません。
でも日本はこんなに豊かなのに、こんなに平和なのに、そこに住んでいる日本人の多くは、それに満足することがないし、いつもどこかで不安を感じています。
何故、豊かで平和なのに、不満と不安を感じるのか?
それは世の中が悪い、というのではなく、心の中に問題がある、としか思えない。
⭐️⭐️⭐️
もっと言うと、「心の問題を解決する仕組み」が、今の日本には無いんです。
(お金を出せばセミナーとかカウンセリングを受けることが出来るけど)
昔はあったんでしょうけど、今は無くなってしまった。
あるのかも知れないけど、みんな、それに気がつかない。
僕はこのブログで、それを見つけようとしているし、ここの読者さんにも、気がついて欲しいと思っているのです。
とにかく、いま、僕の心の中には、大きな不満と不安がどっかりと居座っています。それを何とかして乗り越えたいと思っているし、その過程をここに書きつけてゆきたい。
そうして、「それ」を見つけたい。
それじゃ❗️今日はこの辺で❗️
最後までお読みくださり、ありがとうございます😊
Episode24~END~
To be continued
Episode23〜第一回個人セッション(個人カウンセリング)
ども、
ハルです。
制作中の女性像の顔の描き込みをしています。画面から、次第に、生命が立ち上がってくるようです。絵を描いていて、この瞬間が一番幸福です。
⭐️
さて、
前回Episode22「親に『金返せ!』と言われたら、どうしたらいい?」
https://halnoyamanashi.hatenadiary.jp/entry/2019/02/25/154015
…という記事を投稿した翌日(2月26日)体調を崩してしまいました。😓😥😰
長いこと忘れていた記憶でしたが、記事で詳細に書いたために、その時に感じた不快感が、つい昨日のことをようにまざまざと心に蘇ってきて、吐き気が丸一日以上続いていました。
その翌日(27日)は、午後3時から、前もって予約していた、カウンセラーの井上秀人さんとの第一回めの個人セッション(カウンセリング)でした。
井上さんとはSkypeを使った事前セッションで一度、東京でのセミナー説明会で一度、既にやりとりしていますが、正式なカウンセリングは今回が初めてです。対話はZOOMというアプリを使って行ないました。
結果を先に言うと、これはグッドタイミングでした。かなり滅入っていた気持ちが、1時間ほどのカウンセリングで、相当立ち直りました。
事前に紙2枚のワークシートを書いてお渡ししていました。対話は基本これを土台にして進めてゆきます。
このワークシートは「親からどんな価値観を取り込んでいたか?」を、具体的に書き出して、自分自身で知るためのものです。
書いてゆく順番は、こんな感じ。
子供時代に親に対してどんなことをして欲しかったか。(何が満たされなかったか。)
↓
それが大人になって、どんな影響を及ぼしているか。
↓
そのことにより、今の自分は、どんな価値観を持っているか。
↓
………
…こんな風に、順を追って、自分に問いかけながら、出来るだけ正直に書き込んでゆきます。
自分が当たり前のように持っている、自分の性格。自分の習い性。その大元に何があったかをまず知るわけです。
毒親育ちやアダルトチルドレンは、ある共通する性格、習い性を持っているんですね。
頑張り屋
我慢強い
真面目
正義感が強い
他人に甘えられない
…etc.
それは自分の血肉になっていて、一見、美点のようにも思える性格ですが、その実、本人はその性格ゆえに「生きづらさ」を感じている。本人はひそかに自分を変えたいと思っているけど、どうしても変えられず、人知れず悶々と苦しさを抱え続けている。
「我慢強い」「人に甘えられない」という性格は、そうしないと、自分という人間が誰にも認められないんじゃないかという強迫観念が元になっていて、その性格が形作られたのは、幼い頃の、親との関わりが原因である場合が多いのです。
僕の場合、10歳の時、父に理由が分からない暴力を受けて泣いていた時、母に「お父さんはああいう人だから、お前の方が大人になって、乗り越えなさい」と言われたことが強く心に刻まれて、それ以来、
苦しいのに、
「こんなことを苦しいと感じるなんて、自分が大人として成長してないからだ」
哀しいのに、
「こんなことを哀しいと感じるなんて、自分が大人として成長していないからだ」
そう考えることが「癖」になっていました。
カウンセリングを受けているうちに分かってきたのは、
その性格は、ある時期(40歳代なかばぐらい)までは、自分を奮い立たせ、向上させる原動力になっていたのかもしれない。しかし、常に「自分責め」ばかりやってきて、「自分をねぎらう」ことをしなかったために、ここにきて(50歳代になり)、急激にガソリン切れをおこし、仕事をする気力がまったく湧かなくなっている。
ということ。
僕は無意識のうちに、自分で自分を消耗させる「自分責め」を相当やっていたのです。
僕は画家という職業なので、「自分の仕事に厳しい」という性格は、必要だと思いこんでいました。
でも「自分の仕事に厳しい」のと、「自分責め」は全然違うんですね。
仕事をする気力を充分養うために「自分をねぎらう」ことは絶対に必要なんです。「自分責め」は無意味どころか、むしろ、仕事の弊害になります。まったく思い違いをしていました。
仕事をしている最中は「これではダメだ」と妥協せず常に上を目指さなければならないんですが、仕事が終わったら「これでいい」と自分をねぎらわなくてはならないんです。
仕事が終わって、ねぎらわなくてならない時にも、僕は「これではダメだ」と、自分を消耗させる「自分責め」をやっていました。
⭐️⭐️
子供の頃から、よく親から聞いたセリフは、
「お前は甘やかすとすぐダメなる人間だ」
でした。
そして、親から離れて暮らすようになってからも、
「俺は甘やかされるとすぐダメになる人間だ」
と、自分で自分を責めることが、習い性になっていました。
それがどんなに馬鹿馬鹿しいことかが、やっと分かったのです。
👆これは『その夜はやさしくおおきく』という2012年の作品です。
僕は無意識のうちに「自分で自分を癒す絵」を描くようになってきた気がします。
この絵の下の方で横たわっているのは、疲れて眠っている自分自身でもあります。その頭を、象の鼻が、やさしく包んでいる。
👆これは『母が来る夜』という作品。
よく見ると、画面の下の方に、イモムシのように身体を寄せ合って眠るトロールたち。
これも夢の一場面のようで、一見悪夢めいたイメージですが、しかし、天上から舞い降りた、僕にとっての「悲母観音像」でもあります。
満たされなかった「なぐさめられる」「いやされる」という気持ちを、絵を描くことによって、晴らしているんです。
⭐️⭐️⭐️
井上さんは、僕が話した内容について、「ハルさんはそう捉えているけど、それって、こうも捉えられますよね」と、僕が思いもよらなかった視点から、事実を捉え直してくれます。
こっちの言い分を決して否定するわけじゃなく、同じ事実を、別角度から見ると、こう見えますよ、ということ。
そうやって話をしてゆくと、不思議と「視野が広がってゆく」という感覚になります。
苦しく感じるのは、「あるひとつの物の見方に縛られていて、その視野でしか、物が見えていないから」。
その見方だって、決して間違っているわけではないんですが、狭い視野だけで物を見ているから、何だか息苦しい。
眼だって「新鮮な空気を欲している」。だから視野が広がると、「新鮮な空気が眼から一気に入り込んでくる」。思いっきり息を吸い込んだときみたいに、気分がすっきりとしてくる。
カウンセリングの効果ってこういうものか、と、初めて分かる気がしました。
⭐️⭐️⭐️⭐️
それじゃ❗️今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
Episode23~END~
To be continued
Episode22〜親に「金返せ!」と言われたら、どうすればいい?
ども、
ハルです。
独身時代に、約3年、恵林寺というお寺に通っていた話は、何度かしました。
で、「寺に通って、いったい何していたんだ?」というご質問が…来てないけど(笑)…そのお話を、まず、しますね。
平日は、毎朝5時半から「朝課」が始まります。
僕は5時ちょっと過ぎにはお寺に到着して、鍵を持って、門と、参拝客がお参りする「開山堂」の扉を開けます。そのまま開山堂で読経した後、5時半から本堂で約45分、朝課の読経。朝課は住職の老師と、お寺にお勤めしているNさんと、僕、たいていこの三人です。朝課の後は庫裡で粥(しゅく)=朝食を作り、三人で粥を頂きます。
粥の後、茶礼を頂き、家に帰って仕事を始めます。
土曜日は、朝5時半から、本堂で「座禅会」。
この座禅会には、毎週、一般の方が15〜20名ほど参加されます。
5分の休憩をはさんで、計60分座禅を組みます。座禅の後「般若心経」を読経し、茶礼を頂き、帰宅。
これを約3年続けました。
女房と所帯を持ってからは、恵林寺から離れた場所に住むようになったので、毎日通うことはなくなりました。
でも、毎年、息子と一緒に大晦日の夜、お寺に泊まって、翌元日の「転読大般若法要」に参加させてもらっています。
僕がお寺に毎日通っていた頃、先代住職の老師は、説教めいた事は何も仰らない方でした。「来たいときに来て、座っていればいい」と言うだけ。
それは今から思うと、本当に有難いことだったと思っています。
東京に暮らしていた時代、物心ついた頃から、僕の精神世界の中に、親や教団が、良かれと思って、どっさり色んな「価値観」を持ち込んできました。
僕は何も知らずにそれを受け入れてましたが、それらの「価値観」は、いつのまにか重い負担になり、やがて「毒」となって、僕は、苦しみ始めました。
恵林寺の老師が、僕に、良かれと有難い説教でもして、この上さらに別の「価値観」を授けようとしたら、寺通いをやめてしまったと思います。
「来たい時に来ればいい」
「ただ座っていればいい」
それ以外に、老師は何も言わなかった。
だから、僕は思う存分、そのお寺で、体の中に蓄積していた「毒」を吐き出しました。
早朝、ガランとした広い本堂で、腹の底から声を出して、お経を読む。
体感的には、体に溜まった「毒」が、読経の声と一緒に、どんどん吐き出されてゆくような感じ。
その「毒」は、本堂の御本尊が全部吸い取ってくれる。…そんな感覚でした。
吐いた「毒」を受け止めてくれる相手として、お寺の御本尊=仏様以上に、適切な相手があるでしょうか。だって相手は仏様ですよ、(笑)。いかなる有能なカウンセラーといえども、仏様には、かないますまい。最強最高のデトックス。しかも無料。
「お経を読む」のは、ちょっとした慣れが必要ですし、最低限、漢字が読めないと出来ませんが、座禅は子供にも外国人にも、すぐ出来ます。
座禅で大切なことは、まず楽な姿勢をとること。そして呼吸の仕方。ゆっくり長く息を吐いて、息を吐き切ったら、大きく吸い込む。この繰り返し。
座禅を組む時も、「体に溜まっている毒を吐く」という感覚です。この「毒」も全部仏様が吸い取ってくれる(と僕は思っている)。
実際に、読経、座禅の後は、体の毒が抜けてスッキリと身が軽くなったような気持ちになります。調子がいい時は、外の景色が、それ以前とは違って見えるくらいです。
東京に住んでいた頃の僕は、胃が弱く、毎日シクシク胃が痛んでいました。何度か潰瘍にもなりました。おまけに毎年40度近い高熱が出る風邪を引く。山梨に越してからは、胃痛もなくなり、体重も増え、冬の寒さは東京よりも厳しいですが、ほとんど風邪を引かなくなりました。
しかも寺通いを始めてから三年目に女房と出会い、あっという間に結婚もしました。自分も周囲も「ハルは一生結婚しないだろう」と思っていましたが、これには本人も周りの人たちもみな驚きました。
僕が所属した教団では「他宗に転向すると地獄に落ちる」と言われていたものですが、ここまで現実が変わってくると、さすがに、その教えが嘘っぱちだと分かります。
洗脳はこんな風にして、呆気ないくらいに解けてしまうものなんです。
さてさて、
今回はマクラの話が長くなってしまいました。
今回のタイトルは『親に「金返せ」と言われたら、どうすればいい?』です。
本題に入ります。
井上秀人さんの「脱毒親セミナー」のFacebookコミュニティは参加者が20名になりました。
最近、参加された方たちが、ご自分の「体験」を書き込みはじめています。
それは、本当に「苦しい思いを吐き出す」という感じの、読んでいても苦しくなる内容ですが、書くことで、投稿された方は皆「楽になった」「ホッとした」という気持ちになるようなのですね。
このコミュニティに書かれた投稿は「他言しない」というルールがあるのですが、Sさんという女性の投稿内容が、僕の体験と重なる部分があったので、Sさんに了解を得た上で、概要をここに書いてみます。おそらく、このブログを読む方にも、何らかの参考になるのではないかと思います。
Sさんはご主人と、Sさんのご両親と、数年間同居されていましたが、半年前に同居を解消し、別居されて、以来ご両親とほぼ音信不通状態になりました。Sさんが夫と共に家を出たことに腹を立てた親御さんは、同居中に一方的に実母の方から贈与したSさん名義の通帳や保険を「返せ」と言ってきたそうです。
同居を始めた当初は「あれもあげる、これもあげる」と様々なものを贈与されたそうですが、同居を解消したとたん、掌返しで「今すぐ返せ」と言われ、経済的にも返済する余裕がないために、困り果てているとの事。
僕はSさんの体験談を読んで、昔、僕の祖父と父が諍いを起こした際に、祖父が父に「お前が若い頃に貸した金を返せ」と迫った事を思い出しました。
祖父は新潟県で商売をしていて、暖簾分けされ上京して店を構えたばかりの父は、祖父から、まとまったお金を融資されていました。
そのお金は、実は分割払いで、長い間かけて祖母宛に返済していたのです。でも親子間の貸し借りですから証書があるわけでなし、祖母も既に亡くなっていたので、返済が完了したことを証明する人は居ません。
祖父は親戚中に、父が「貸した金を返さない恩知らずだ」と言いふらし、父は親戚中から縁を切られる立場になりました。
もちろん祖父が要求したお金を父は払いませんでしたが、絶縁したまま祖父は亡くなり、今も父と父方の親類とは疎遠のままです。
それが「祖父と父との間にあった話」です。
次の話は「父と僕との間にあった話」です。
僕は結婚してすぐに一度父と絶縁して、一年ほど経ってから復縁した事があります。
一度目の絶縁に至った経緯を書くと煩雑になるので省略しますが(完全に父側の理不尽な振る舞いが原因です)、僕はその頃、東京の実家に大量の作品を置いたままでした。
腹を立てた父は僕に「東京の家にある作品を今すぐ取りに来い。来る時は手をついて謝れ。取りに来ないなら作品は全部処分する。処分されたくなければ、月◯万円の保管料を支払え」という手紙を送ってきました。
どう考えても払う必要のないお金ですが、本当に作品を処分されても困るので、女房と相談して月◯万円のお金を律儀に送金する事にしました。
その後、この顛末が母方の親類に知られ、誰がどう見ても一方的に父の言い分が理不尽なので、親類に説得されて、父が僕に謝罪する形で事は収まり、お金も返してもらいました。
つまりですね、
我が家系では、家族間連鎖が三代続いています。僕が「何としても、この連鎖を自分の代で断ち切りたい」と強く思うわけが、これでお判りいただけるでしょう。
さて現在、僕と両親は丸二年音信不通です。
約一年前に十万円、今年の元日に五万円、母から送金がありました。このお金をどうしたものか?返そうか?と思いましたが、特に何の手紙も添えていないので、お金はそのまま受け取り、こちらからは、返事もお礼も言っていません。
親の側が、お金を方便にして、何としても子と繋がっていたい、と目論んでいるのは、数々の過去から明白です。
だから「お金を返す」ことも「礼を言う」ということも、親の思う壺になってしまうので、僕の方からは一切何のアクションもしないことにしています。
子と仲違いした親が、子を繋ぎ止めるためにお金を方便に使うことは、よくある事のようです。お金を送ってきたり、あるいは、かつて贈与したお金を「返せ」と言ってきたり。
👇のリンク先を読むと…
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/7140599.html
親から贈与されたされたお金を子が返済する義務は法律的にはありません。ただし子の側に著しい「忘恩行為」があった場合は例外との事ですが、滅多にこの例外は認められないそうです。
これをSさんにお伝えすると、Sさんは安堵されたようです。
ただ、Sさんも実親から「返せ」と迫られ、最初は「返済しようか」と思ったそうですし、僕も一度目は、親に払う必要のないお金を支払ってしまいました。
僕にもSさんにも「親には世話になったのだから…」という気持ちがあるので、本来なら返さなくてもいいお金を「返さなくちゃ」と強迫観念に駆り立てられてしまうのです。
でも!
こういう状況では、返す必要はないんです。いや、絶対に返しちゃいけません。
親子間でも、子の方が借金を申し出て、証書があるなら返済義務が発生しますが、一方的に親が贈与したお金を子が返済する義務はありません。
お金を返すのも、礼を言うのも、それは、親の側に「子とはまだ繋がっている」というメッセージを送るのと同じことになってしまいます。
親は「昔と変わらない繋がり」を、本能的に、子に求めています。
それは昔どおりの「親が子を支配する」という関係です。
隙あらばその関係を復活させようと願っているのが、毒親というものです。
前回Episode21では、大川隆法氏の御子息、大川宏洋さんについて書きました。
https://halnoyamanashi.hatenadiary.jp/entry/2019/02/24/154946
宏洋さんは教団職員だった頃に「三桁の月収」を貰っていて、今も一千万以上の貯金があるそうです。それを一銭も返さず、いま、ガンガン教団や父親の批判をしています。
親がかりだった頃に、多大な「親の援助」があったからといって、「親の望んだ人生」を歩まねばならない義理はどこにもありません。
親は何かというと、子に、
「今のお前があるのは誰のおかげだと思っているんだ!」
と言ってきます。
祖父は父に、
父は僕に、
上のセリフを何度も言ってきました。
このセリフを降りかざせば、昔どおりの支配関係が維持できると思っています。
んなこと、知ったこっちゃない。
…ですよ。😋
じゃ❗️今日はこの辺りで❗️
最後までお読み下さり、ありがとうございます😊
Episode22~END~
To be continued
Episode21〜「キング・オブ・脱毒親」「キング・オブ・脱宗教」のあの人から目が離せない!
ども、
ハルです。
👆は、今日の仕事机の上の様子です。
子供や女房と外出する用事がない日は、基本、土日休日も、仕事場に引きこもってます。
ここは僕の精神宇宙そのものです。
今描いている絵は、明確に「これまでとは違う絵にしよう」としています。
変わりたいですからね。精神を変えるために、今までと違う絵を描いてゆく。
出来上がったら、アップしたいと思っています。
今回は、
最近、YouTube等で、話題騒然の動画を次々にアップされている、宏洋さんについて、書いてみたいと思います。
「…宏洋?」
下のお名前だけだとピンと来ない人が居るかも。
フルネームは「大川宏洋」。
昨年10月に、突如、動画サイトで、
「幸福の科学」からの脱会
父親の大川隆法氏との決別
を宣言して、騒然となりました。
以来、テレビ出演されたり、ご自身が開設されたYouTubeチャンネル、有名ユーチューバーチャンネルにも数多くゲスト出演して、ご自分の思いやお考えをガンガン発信されています。
〈参考リンク〉
【神の子 宏洋 壮絶な生い立ちと 親と離れた エピソードを公開】
https://m.youtube.com/watch?v=ivTjTCwFeuQ
【真夜中の事件簿 大川宏洋】
https://m.youtube.com/watch?v=rQxKcxRhtP4
僕はこのブログでたびたび、自分の脱宗教の話をしていますし、今現在も脱毒親に取り組んでいる真っ最中です。
だから、よーく分かるんですが、脱宗教と脱毒親(大川隆法氏を毒親と決めつけるのは異論があると思うけれど、宏洋さんの告白を聞くと、隆法氏は毒親の定義にピッタリ当てはまるとしか思えない)の両方を、この歳で、29歳でやってのけるのは、はっきり言って、尋常でない偉業です。
僕が完全に脱宗教をしたのは三十代後半だし、毒親の方は五十代になった今も引きずっています。
これは物凄〜〜〜く大変!!!なんです。
しかも動画サイトで、顔出しで、バンバン自分の考えを発信している。これはとってもリスクが高い行動です。
なぜなら、
教団の脱会者へのプレッシャー
毒親の決別した子へのプレッシャー
って、相当激しく強いものがありますから、
大抵の人は心が折れてしまう。
苦しくて、
教団から離れたい、
毒親から離れたい、
と思っていても、
教団から離れられない
毒親から離れられない
というケースが、実に実に、たくさんあるのは、親や教団からのプレッシャーに折れてしまうからです。
おそらく、今現在、宏洋さんへの、教団&父親からのプレッシャーは相当強く激しい筈です。
でも動画での映像を見る限り、宏洋さんの表情に、悲壮感も大変さもうかがえない。むしろ、ヘラヘラと楽しんでいるように見えます。
芯が強いのか?バカなのか?
あるいは、このしたたかさが、大川隆法の血なのか?…
…まあ、おそらくですね、
教団と父親に反旗をひるがえす前に、綿密に戦略を練っていたんじゃないかと、僕は個人的には想像しているのです。
脱教団の際に心が折れる大きな要因になるのは「孤立感」です。
宏洋さんはセンセーショナルな露出の仕方で一気に大勢のYouTubeユーザーを味方につけてしまった。(宏洋さんのYouTubeチャンネルの登録者数は、本家の「幸福の科学」YouTubeチャンネルの三倍だそうです。)
ご自分では「僕は父親のように頭が良くない」と言っていますが、前回Episode20で述べた「賢さの定義」からすると、「自分を苦しませるものから逃れる方法」を知っている人こそ、正真正銘の賢い人です。
脱宗教、脱毒親の際にいちばん必要なのは「心の強さ」、「信念」です。宏洋さんは「自分はもう無宗教、何も信じていない」と言っていますが、「絶対に元の場所に戻らない」という固い信念は、どこから来たのだろうか、と思うのですよ。
見かけによらず(と言っては失礼だけれど)、生きのびるために本当に必要な「賢さ」と「心の強さ」を兼ね備えている、と僕には思えるのです。
宗教が、本当に人びとに教えるべきものって何なんですかね?
親が子に、本当に教えるべきものって?
苦しくて苦しくてたまらないのに、なかなかその苦しみから抜けだせない。
その「苦しみから逃れる方法」を教えるのが、本当の宗教だし、本当の親ってもんじゃないんですか?
ところが、エセ宗教や、毒親は、逆に、苦しみに縛り付けようとする。
「その苦しみがお前の人間としての成長の糧になるのだ」
という大嘘をついて、その大嘘を信じ込ませようとする。
それは絶対に許せない。
僕は画家という職業を選んで、この職業は楽しいばかりじゃなく、苦しいこともあるけれど、それは自分で選んだ苦しみです。
その苦しみになら、いくらでも耐えられる。
人生、楽なことばかりじゃないことは分かっている。そんなことは百も承知している。
自分で選んだ苦しみに耐え、乗り越えてゆくのが、「自分の人生を生きる」ってことです。
他人に嫌々飲み込まされた苦しみになんか、耐える必要はないんです。
他人の人生を肩代わりして生きる義務はどこにもありません。
じゃ❗️今日はこの辺で❗️
最後までお読みくださり、ありがとうございます😊
Episode21~END~
To be continued
Episode20〜『テレホン人生相談』を聴いたことがありますか?
ども、
ハルです。
弊息子を連れて、近くのスキー場に来てます。
息子はスキースクールで滑っていて、僕はスキー場のラウンジでこのブログを書いてます。
田舎住まいだと、アウトドアの遊び場が近いので、エネルギーが有り余ってる子持ち親には有難い限りです。
最近は「お父ちゃんが話を聞いてくれないストレス」と「学校で揉め事ばかり起こして怒られるストレス」がたまっているみたいだったので、いい発散になってるみたい。
ご機嫌で滑ってるみたい。🤗
⛷⛷⛷⛷⛷
さて、前回Episode19では👇
https://halnoyamanashi.hatenadiary.jp/entry/2019/02/22/215705
加藤諦三先生の講演音源のリンクを貼りました。
加藤諦三先生は、ラジオの『テレホン人生相談』のパーソナリティとして知られています。この番組は1965年から続いている長寿番組です。
え?
『テレホン人生相談』をご存知ない?
…えっとですね…😅
人生上の諸問題に悩む人の相談に、各界の専門家のパーソナリティー、アドバイザーが応える番組です。
YouTubeに番組の音源がたくさんアップされています。
相談内容には毒親問題も数多くあり、僕のように、同じ毒親問題で悩む人にとって、非常に示唆に富む音源です。僕は一時的聴きまくりました。
いくつかリンクを👇に貼りました。
番組一回あたり15分弱なので、お時間のある方は聴いてみてはいかがでしょうか。ありとあらゆる毒親問題のサンプルがここにあります。
【親に甘えることが出来なかった人は自分の子に甘える】
https://m.youtube.com/watch?v=6fhh9omejRY
【親に否定された人は自分で自分を否定する】
https://m.youtube.com/watch?v=Rn02s-T4yrk
【毒親の極みここにあり】
https://m.youtube.com/watch?v=1jBMWYo0_1Q
【自慢だった息子は無職で引きこもり。加藤氏が最低という母親のあるセリフ】
https://m.youtube.com/watch?v=HPvwZneRnQo
大原敬子先生の肩書きは幼児教育研究家ですが、何故、幼児教育の専門家が、大人の悩み相談に応えることが出来るかというと、毒親問題を抱えている人というのは、幼児の時代に適切な育てられ方をされなかったために、その人の「内にある子供(インナーチャイルド)」が満足していない事が多いのです。
大原先生は、相談者の内にある「満たされなかった子供」に語りかけるように応えてゆきます。
相談者は、電話をしてきた時には「苦しいけれど、苦しみの原因がどこにあるのか分からない」のです。
それが、加藤先生や大原先生のほんの一言、キラーワードで、
ハッ!
と、一瞬で「苦しみの原因」に気がつきます。
毒親で苦しんでいる人の多くは、自分の親が毒親だと気づいていない。
息子が苦しんでいるのを不幸だと嘆いている親は、自分が毒親だと気づいていない。
そして、
毒親になってしまった親は、自分の親が毒親だったことに気づいていない。
それが、加藤先生、大原先生の一言で、気がつく。
苦しいのは、「苦しみの原因が分からない」から、苦しいのです。
苦しみの原因に気づいた相談者の声色は、それ以前とは、明らかに変わっています。
苦しみは続くけれど、原因さえ分かれば、それに立ち向かうことが出来ます。
見当違いに、子を責めたり、自分を責めたりすることがなくなります。
🌟🌟🌟
賢さ
と
愚かさ
の違いは、
苦しみの原因に気づくか、気づかないか
です。
愚かな人間は苦しみの原因に気づかず、苦しみ続けます。
賢い人間は苦しみの原因に気づき、それを乗り越える努力を始めます。
それじゃ❗️ 今日はこの辺で❗️
最後までお読みくださり、ありがとうございます😊
Episode20~END~
To be continued