Episode26〜「自分を褒める」って難しい。
ども、
ハルです。
朝から自宅の仕事場に座っていますが、まったく仕事がはかどらない、そんな日が、ウンザリするほど続いています。鬱の海がひたひたと押し寄せてくるのを感じます。
「仕事がはかどらない時間」が続くと、次には「自分責め」が始まる、という悪循環が今までのパターンです。
マズイ、マズイぞ…
悪循環を断つために気を紛らすことを何でもやってみようと、…ふと、仕事場の一角の絵具棚をスマホで撮ってみました。👆
日本画の絵具はこんな風に、絵具を小瓶に入れて並べて置いてあります。(見たことない人には珍しい光景かも知れません)
ほんの少し、「これ凄いな」と、ぼんやり頭の中で思い浮かべてみます。
思い浮かべたからと言って、何か進展があるわけではないし、「何にも進展がない」ということで、「自分褒めなんて馬鹿馬鹿しい」という考えが浮かびつつあるのを、グッとこらえて、「でも例の『悪循環』だけはこれで防げるな」と考えてみます。
⭐️
まだ自分には「自分褒め」が板についていない、それは確かだ。
他の画家(作家じゃなくてもいいけど、ごく普通に生活している人たち)は、どうしているのだろうな、などと想像してみます。
でも、すぐに打ち消します。他人のことはどうでもいいことだ。
他人のことを考えすぎる。これも今までの自分の良くないところだ。
⭐️⭐️
日曜の夜に、妻の、ちょっとした(妻にしてみれば悪意のない)言葉に、急にイライラがつのってきて口論になり、「これはマズイ」と感じて、二階の寝室に行って布団を被って寝ました。
床についても、イライラはエスカレートするばかり。
感情の噴出を止められない。
蛇口が壊れて熱湯が出っ放しのような感じで、頭と身体がどんどん熱くなってくる。
激情に駆られて、思わず、ベッドの横にある壁をドンッ!ドンッ!と激しく何度も叩いていて、驚いたことに、壁をぶち抜いていました。
妻と息子がびっくりして、すぐに二階に駆け上がってきましたが、僕は壁をぶち抜いただけで気が済まずに、けもののように「うあああぁぁっ!!」と泣き叫びました。
そんな僕に妻も息子も怯えている。
でも雄叫びと、涙が、どうにも止まらない。
その昔に、当然出すべきときに出さなかった感情の蓄積が、ここに来て、自分でもコントロール出来ない形で、噴出してしまった。
しばらくして涙と雄叫びは止まったけれど、横に居る二人は、壁をぶち抜き、けもののように泣き叫んだ僕を明らかに怖がっていました。
⭐️⭐️⭐️
次の日も、今日の朝も、感情は最悪でした。妻にも息子にも当然罪はないのですが、「私たちが悪いことをしたの?」という表情で、僕の顔色を伺っています。
その様子が僕にも分かるけれど、イライラがもうどうしようもないくらいに止まらないのです。
イライラが少しおさまると涙が溢れてくる。
夜眠れないから、仕事机に向かっても、頭がガンガンして、まるで集中できない。眠ろうとして横になり、眼をつぶると、余計に負の感情が襲いかかってくる。
寝不足が続いていて、慢性的に「眠い」という感覚がありますが、横になっても眠れるわけでもありません。「こんな昼間に寝ている」ということで罪悪感が湧いてくるからです。
…という風に「自分責め」のトラップはそこかしこに潜んでいて、罪悪感によって、オチオチ休むことも出来ません。
何をしても、ダメだ。…
⭐️⭐️⭐️⭐️
夜寝る前に、カウンセラーの井上さんに勧められている「自分褒め」の言葉を、ためしに、口に出して言ってみました。
「俺は凄い!俺は毎日良くやっているなぁ!」
…と。
実際に口に出すと、たしかに、少し気持ちがやわらぐような気がします。
ただ、そのすぐ後に「なんだか馬鹿馬鹿しい」「なんだかむなしい」という気持ちが沸き起こってくるのも事実。
なんていうんだろう? 舞台慣れしていない素人が舞台に上がって、普段言い馴れていない台詞を言うような、コッパズカシイ感じです。
でも、この止められない怒りの正体は、「自分責め」ばかりしていて、消耗しきった「心の中のもう一人の自分(いわゆるインナーチャイルド)」の叫びです。そいつを慰める言葉を、自分自身が言ってこなかったために、こんなことが起こっているんです。
コッパズカシくても、この台詞が板につくまで練習するしかない。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今日は一日中、悶々と、悶え苦しんでいましたが、夕方ごろ、ほんの1時間ほど、うまい具合に気持ちが乗り、いい感じの下図が描けました。
「こんなにメンタルが最悪なのに、俺、なかなかやるじゃないか!」
…と、その「自分褒め」の言葉が、素直に出てきました。
この調子だ。
素直に「俺、良くやった」と思ったときは、ほんの些細な事でも、口に出そう。または、こうして文字にして、書き記しておこう。
実際に、俺は良くやっている。
それは、掛け値のない事実じゃないか。
それじゃ❗️今日はこの辺で❗️
最後まで読んでくださり、ありがとうございます😊
Episode26~END~
To be continued